エレベーターや電車のドアに指はさみ!外出先での対策【医師ママが解説】

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こんにちは。医師ママのめぇです。

皆さん、自宅のドアの安全対策はされていますか?もちろん、家の中の対策は非常に重要です。でも、ふとした瞬間にヒヤリとするのは、自宅だけではないですよね。

私自身、長男が2歳の頃、エレベーターのドアに手を挟まれかけてヒヤリとした経験があります。医師として子どもの事故を知っているはずなのに、外出先での安全対策は、つい油断しがちだと痛感しました。

この記事では、特にエレベーターや電車など、自宅外の環境で発生しやすいドアの指はさみ事故、そしてドアが収納される「戸袋(とぶくろ)」の危険性について、最新の統計や事例、科学的根拠に基づいた予防策をお伝えします。

目次

電車やエレベーターの「戸袋」に潜む重大な危険

電車やエレベーターで使われるスライド式のドアには、開閉時に戸が収納される「戸袋」が存在します。この戸袋に、子どもの手や腕が挟まれる事故が多発しており、決して軽視できません。

搬送者の約4割が乳幼児、特に危険な「戸袋」

東京消防庁管内では、令和元年から令和5年(2019〜2023年)までの5年間で、電車のドアまたは戸袋に体の一部が挟まれる事故で193人が救急搬送されています。エレベーターでも同様の事故が発生しています。

重要な統計データ

  • 電車の戸袋やドアに挟まれて救急搬送された大人を含めた総数(2017〜2021年の計287人)のうち、乳幼児(0〜5歳)が約4割(105人)を占めていました。
  • 乳幼児の事故の内訳を見ると、1歳児が多く搬送されており、次いで2歳児が多い傾向があります。
  • 乳幼児の救急搬送の事例では、「戸袋」へのはさまれが圧倒的に多くなっています(東京消防庁のデータでは58.5%が戸袋)。
  • 事故によっては、指や腕の骨折などの大きなケガにつながる可能性があり、入院を要する中等症と診断されたケースも7.8%確認されています。
めぇ

抱っこ、ベビーカーに乗せている時でも、保護者が気づかないうちに手足が、引き込まれる事故が発生しています。

科学的根拠に基づいた、外出先での鉄則

自宅には対策グッズを設置できますが、外出先ではそれができません。そのため、保護者による行動的な予防策が非常に重要になります。

自宅外の移動環境では、以下の3つの対策を徹底しましょう。

1. 「戸袋」は最も危険なスポットと認識し、ドアから離れる

電車のドアが開く際に戸袋に引き込まれる事故が多発しているため、東京消防庁や消費者庁は、ドアから十分離れることを強く推奨しています。

混雑時など、やむを得ずドアの近くに立たざるを得ない場合は、特に注意深く子どもを見ておく必要があります。消費者庁には、電車の戸袋に1歳児の手が15~20分も引き込まれたという事故の報告もあります。

2. ドアの開閉時は「手つなぎ」と「注視」を徹底する

エレベーターや電車に乗降する際や、ドアが開閉する際は、必ず子どもと手をつなぎ、子どもがドアや戸袋に手を伸ばせないように物理的にガードします。

また、ベビーカーに乗せている時も含め、子どもの手や腕、足などがドアに触れることがないように、常に注視することが求められます。子どもは予測不能な動きを一瞬の隙に行うため、保護者が近くにいても事故は発生します。

めぇ

私も、うっかり目を離した瞬間に、長男の指が挟まれかけていました。幸い薄皮が少し剥けた程度で済みましたが、ヒヤリとしました。

3. 発車間際の駆け込み乗車・降車は避ける

ドアに挟まれる事故は、ラッシュ時など混雑する時間帯に多く発生しています。混雑した時間帯を避けるのも、予防策の一つです。可能ならばですが…。

まとめ:エレベーター・電車での指はさみ事故を防ぐために

外出先での安全対策は、見慣れない環境であるがゆえに忘れがちです。

今日の重要なポイントをまとめました。

ポイント科学的根拠/事例
対策は0歳から救急搬送は0〜5歳が最多。特に1歳児が多い。
戸袋に最大の注意を乳幼児の挟まれ事故は「戸袋」が圧倒的に多い (58.5%)。骨折の危険もある。
遠ざけることが基本子どもの手足がドアに触れないように、ドアから十分離れる。
ベビーカー利用時も警戒ベビーカーに乗せていても、手や足が戸袋に引き込まれる事例がある。

愛情で「ふわりと包む」安心を確保するためにも、自宅外の移動環境におけるドアの安全対策を、今日から徹底していきましょう!

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【参考文献】

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この記事を書いた人

医師ママの安全Life研究所🐑
37歳在宅医師 | 2児の母

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